医療訴訟で裁判を行うと最終的な解決として、和解をするか、判決を受けるかのどちらかになります。和解というのは、裁判所が間に立ち、被告と原告の話し合いの場を設けます。そこで、お互いに話し合いをして、互いに譲歩した結果合意に至ることによって、和解が成立します。こうなれば、そこで裁判は終了します。
例としては、C型肝炎やB型肝炎の医療訴訟があります。こちらは国を相手にした医療訴訟で、和解に関する基本合意書が締結され、特別措置法が制定されています。

どうして和解という解決方法があるのでしょうか。たとえば、原告にとっては、このまま裁判を続けていき、自分が勝訴できるかどうかについて不安な気持ちが残ることがあります。上手く証拠を出すことができなかったり、医師の過失を証明することができないケースがあります。全面的に敗訴してしまえば、損害賠償金を受け取ることができなくて、医療機関側にはミスがまったくなかったと認められることになります。和解をすることによって、きちんと賠償してもらい、謝罪を得られることもあります。

和解という解決を認めない場合には、そのまま判決を受けることになります。判決の結果が言い渡されれば、そこで結果が決まります。勝訴すれば、損害賠償金を受け取れるのですが、敗訴すれば医療機関側に落ち度がなかったことが証明されます。判決の結果に不満がある場合は控訴することになります。